ヘルペス性角膜炎とは、単純ヘルペスウイルスが角膜(いわゆる黒目)に感染することによって発症するもので、眼の痛み・ゴロゴロ感・充血・涙・眩しさ・まぶたの腫れなどが症状としてでてきます。
ヘルペス性角膜炎について
ヘルペス性角膜炎とは
ヘルペス性角膜炎とは、単純ヘルペスウイルスが角膜(いわゆる黒目)に感染することによって発症するものです。
ヘルペスウイルスの多くは乳幼児の頃に初感染を起こし、身体の中の神経組織に潜むようになります。
神経組織に潜んでいたウイルスは、発熱・紫外線・ストレスなどをきっかけに再び活動を開始し、角膜へ移動して角膜炎を起こします。これがヘルペス性角膜炎です。
ほとんどの人は発症しませんが約0・05%の方が発症します。重症例では失明する可能性のある緊急性の高い病気です。
また、一度症状が改善しても、体調不良時などに再発する可能性があるため注意が必要です。再発を繰り返すことで視力障害を引き起こすこともあるので、症状を感じたら早めに眼科を受診するようにして下さい。
症状眼の痛み・ゴロゴロ感・充血・涙・眩しさ・まぶたの腫れなどが症状としてでてきます。また、角膜が白く濁って視力が低下することもあります。ヘルペス性角膜炎の場合は両眼同時に発症することは少なく、片眼のみに発症することが多いです。
治療
ヘルペス性角膜炎は再発する可能性が高い病気ですが、抗ヘルペスウイルス薬のアシクロビル眼軟膏(ゾビラックス眼軟膏)の使用が効果的と言われています。また、抗菌点眼薬との併用で治療を行うこともあります。